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麦酒倶楽部ポパイ

青木辰男の想い

オーナー

リアルエールへの思いは、この帽子から始まった

それは、1999年に日本地ビール協会元会長 故小田良司氏からいただいた青木マスターへのプレゼントだったという。

『The White Horse』の帽子だ。

The White Horseといえば、英国のエール好きで、知らぬ者はいないといわれるほどの老舗パブだ。http://www.whitehorsesw6.com/

このパブは、CAMRAが発足したパブとしても有名で、この帽子を小田会長からいただいた事で青木のリアルエールへ追求が始まった。そして、追求すればするほどその想いが熱くなっていったという。

​過去に青木マスターは、こんな事を語っています。

http://www.realale.jp/より

コンディショニングするということ

私はおいしいエールに出合うと、リアルエールにしたいという衝動にかられます。ドライホッピングするからと言って誤解しないでいただきたい。コンディショニングするという事は、化粧をとり、すっぴんになるという事です。CO2の強いラガーやN2を使ったエールのように化粧で魅せるのではなく、内にある本当の魅力を引き出すのです。すべての香りや味を引き出す訳ですから、もとが良くないとバレバレの状態になってしまいます。だから、おいしいリアルエールを条件づける上で、「クオリティの高い、癖(オフフレーバー)のない綺麗なエール」である事が重要なのです。リアルエールのコンディショニングは、魅力的な女性と一夜を過ごす時のように……期待が膨みます。

 

​(中略)


「Real Ale」の定義は論議を呼ぶところであり、私自身、「Real Ale」の用法に迷う事があります。ただ、私が目指す「Real Ale」は「本物」であり、近いうちに、そこにたどり着くと確信しています。しかし、背伸びをすると、状態の悪い「老いた」リアルエールを生んでしまう。本物に近づくには、基礎知識を熟知し品質の管理を怠らない……その事に尽きます。すべての責務はセラーマンである私にかかっているという事です。

 

​2000年に初めての試飲会

この年、一部の関係者のみで行われた初めてのコンディションエールの試飲会。

青木マスターがコンディションするのに選んだビールは『火の谷ビール アンバーエール』だったという。

当時を振り返り、青木は、こういった。

『いろいろと試飲を重ね、これ!というビールが火の谷のビールだった。リアルエールに出来るビールは、これしかないと思った。当時は、アイシングラス(清澄剤)なんてないから、その変わりにゼラチンとプライミングシュガー、ホップを入れてコンディションしたんだよ。』

このイベントに参加した方々は、18年経った今でもこのイベントで飲んだリアルエールのことを思い返す。『あのコンディションは、最高だった』と。

その後ポパイでリアルエールフェスティバルが開催され、次第にイベントが大きなものえと発展して行く。

2003年 ポパイで初めてのリアルエールフェスティバルが開催される。

2004年 第2回リアルエールフェスティバル開催

2005年 品川区立総合区民会館『きゅりあん』にて第3回リアルエールフェスティバル開催

2007年 すみだリバーサイドホールにてリアルエールフェスティバル開催

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2014年 ポパイでCASKのみのイベント『CASKコンディションフェスティバル』が開催される

現在ポパイでは、4回目となるCASKコンディションフェスティバルが開催されている。
 

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